exhibition for “SYNESTHESIA”exhibition for “SYNESTHESIA”

開催概要

タイトル

「exhibition for “SYNESTHESIA” ~未来を創造する共感覚~」

会期

2022年2月25日(金)~3月13日(日)

会場

between the arts gallery

ステートメント

本展示「exhibition for “SYNESTHESIA” ~未来を創造する共感覚~」は、アーティストのneuronoaが株式会社between the artsとのコラボレーションプロジェクトとして主宰する現代アートのグループ展です。

本展示は、ご覧頂く皆様にアートを通して感性のアップデートや新しい価値観の醸成に繋げて頂くことを目的として、多様性のある10名の気鋭アーティストにお集まり頂きました。

アイロンビーズでアートを表現する沼田侑香。ジャンクパーツを組み合わせ立体コラージュを制作するSIVELIA。人の中にある複数の人格に着目し、絵画で表現する戸田悠理。記憶の書き換えを表現するフルフォード素馨。オタクの共通言語を精緻な手書きで偽造するヨコサカタツヤ。刺繍やイラストを組み合わせてアートへ昇華する山本芽衣。植物をモチーフに自身をシルクスクリーンで刷り込むGIRUVI。葉に焼き付けた写真で懐古感情の探求を表現する千葉尋。 湾曲した曲木とラッププリントで現代を切り取るサイトウユウヤ。情報社会をテーマに抽象画で著名人を描くneuronoa。

展示タイトルにある"SYNESTHESIA(シナスタジア)"とは文字や音に色を感じたり、味や匂いに形を感じたりする感覚を意味しています。
10名のアーティスト達が織りなす多様な表現から、皆様の中にある何かと出会うきっかけになれたら嬉しく思っております。

neuronoa / ニューロノア

展示コンセプト

社会が変革するとき、新たな価値を生み出すとき。
そこにはいつも、新たな未来を信じ、そこに貢献したいというビジョンを持った「人」が存在します。
その一方で、多くの「人」が常に自分のビジョンを模索しています。

本展示はアートを通して感性のアップデートや新しい価値観の醸成を目的にしております。
色や形といったアートの表面的な評価だけでなく、作品に込められた想いやコンセプトからもその価値を伝え、
閲覧者の観察力や表現力、多様性の理解や美意識への気付きとなり、
日々の生活に新たな視点を取り入れる「きっかけ」となるような展示にしたいと考えています。

アートが作るのはモノだけではない。それは見る人の中に何かを生み出す。
アートは常に変化する。それは見る人の視点で変化し続けていく。
世の中へ新しい視点を投げかけるアート。
本展示が、未来を創造するトリガーとなることを願って。

参加アーティスト

※アルファベット順

千葉尋

1989年生まれ。千葉県出身。2014年 東京造形大学大学院 造形研究科 修了。大学院修了後、サモア独立国にてボランティア活動に2年間従事。帰国後2017年より作家活動を開始。在学中より研究していた、葉に図像を現像する手法をクロログラフと名付け、2021年特許取得。葉に写真を焼くと、不思議とノスタルジーを感じる。そのことから、クロログラフを特に懐古感情を誘発する装置として捉え、現在、過去、未来の懐古をそれぞれ葉に落とし込む。 本展では、"Past future"、懐かしい未来のシリーズとして、新作を2点発表。幼少期に思い描いた、非現実の夢を葉に映しこんでいる。

フルフォード素馨 / Jasmine Fulford

1988年神奈川県逗子生まれ。武蔵野美術大学油絵学科(油絵専攻)入学。3年時に版画専攻に転専攻し、2年在籍ののち卒業。その後すぐイギリスに渡り、UALセントラルセントマーチンMA Fine Artを修了。現在は日本を拠点に、主に平面、ときどき立体の制作を行う。

GIRUVI

物心ついた頃から映画に夢中になり、1980年代アメリカを舞台にした映画の街並みに描かれたグラフィティーやスケートボードに衝撃を受け、自身もスケートボードとグラフィティーに夢中になる。そんなストリートカルチャーの次に夢中になったのが植物の世界で、これまで経験してきたストリートカルチャーをルーツに、ライフスタイルの中心となっている植物を融合させた作品を制作している。

neuronoa / ニューロノア

世界30カ国以上を放浪しながら、音楽、デザイン、映像などを制作するクリエイターとして活動後、2021年から本格的にアート制作を始める。「情報社会」というコンセプトを機軸に、ミュージシャンや俳優などの著名な人物をモチーフにした抽象画を制作。人物の表情が読み取れない程に抽象化した表現によって「情報社会」における「真の情報とは何か」を問う。アートの枠を超えて、国内・海外問わず様々なジャンルのプロジェクトに精力的に関わり活動中。常に作品にフォーカスして欲しいという想いから、国籍・性別・年齢・素顔などは一貫して非公開としている。

沼田侑香

1992年、千葉県出身。東京芸術大学美術研究科絵画を専攻し現在も在籍中。2019年〜2020年石橋財団奨学金奨学生に選出されウィーン美術アカデミーに留学。 パソコン上で加工されたイメージをインスタレーションや、絵画、グラフィックなど様々な手法で新たな次元を展開するアーティストである。 インスタレーションの素材の一部でアイロンビーズという子供のおもちゃを使用したものがあり、手作業によるアナログな方法を用いながらもコンピューターバグのような視覚的なズレを発生させ、二次元でも三次元でもない新たな次元における表現方法を展開している。作品には人間や、食べ物、街の風景など日常に密接なモチーフを使用しているため、見る側の人々へ親近感や既視感を彷彿とさせる試みを図っている。

サイトウユウヤ

サイトウユウヤは宮城県気仙沼市で生まれ、米国オクラホマ州立セントラルオクラホマ大学を卒業後、現在は横浜を拠点に活動しています。湾曲した支持体と混沌とした画面作りが特徴のサイトウの作品には、14歳からはじめたスケートボードの動的な感性と、日々滑り抜けていた都市への意識が投影されています。 2011年の東日本大震災で直面した「天災との共存」を基調にし、伝統的な『曲木』と現代的な『ラッププリント』という技法を組み合わせることで、現代社会をユニークに切り取る作品を発表しています。

SIVELIA

新潟県出身。現在, 東京を中心に作品を発表。デザインは全て独学。ファッションのグラフィックデザインを主として活動する傍ら, 古いオモチャやジャンクパーツ等の不要になった素体を加工し組み合わせた立体コラージュとしてフィギュアを製作。90年代後半からの裏原宿カルチャー全盛の東京で自身が体験してきたストリートアート,カルチャー,ファッションに色濃く影響を受けている。アートフィギュア作家として正式に活動を始めたのは2020年後半からではあるが現在は国内人気はもとより海外のアートフィギュアコレクターからも支持されている。

戸田悠理

1991年東京都生まれ。2015年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。 主な個展に2021年「Dreams」(東京) 主なグループ展に2018年「Pⁿ – Powers of PLAY –」(東京藝術大学大学美術館陳列館)など。 YUMというキャラクターをベースに作品を展開する。

山本芽生 / megumu yamamoto

1987年京都生まれ。愛知を拠点に活動するアーティスト。テキスタイル、刺繍、イラストレーション、造形作品など様々な技法、素材で作品を生み出す。ミシンや手刺繍でデッサンするように自由に描く糸の動きが特徴的。アートとして、またはファッションとして身につけられたり、枠にとらわれない作風を目指している。

ヨコサカタツヤ

1981年生まれ。群馬県出身。専門学校卒業後イラストレーターとして活動を始める。2021年4月東京モータープール1.5にてアーティストデビュー。以後アーティスト活動を始める。2020年に初個展「おわり」開催。その他、主な展覧会に「東京モータープール2.0」(2021、東京)、アートフェアアジア福岡(2021、福岡)等。

展示会場

between the arts gallery

〒106-0046 東京都港区元麻布2丁目2−10

東京メトロ日比谷線 広尾駅 1番出口より徒歩8分

お問合せ

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